表紙にある一着のブラックドレスを365日着まわす。
条件は新しいものを買い足さずにすでにある私物と寄付されたもので構成する。
そしてそれをブログで公開し寄付を募りインドに学校の建てる!と言う壮大なプロジェクト。
このプロジェクトの終了後、寄付されたものはやはりチャリティーとして買い取ってもらったか。
シンプルで後ろがボタンのドレス故、日によって前後ろ逆にしたりドレスを他の服の上に羽織ったり、ドレスの下に別の服を着たり…と様々なアイディアで365日を乗り切っている。
その思考の柔軟さぶりに脱帽!
まあ、掲載されているファッションは日本でなら「××服飾学院に行ってます!」とか
「某芸大に通ってます!」的でとても40代には真似できませんが。笑
日本でならコスプレに近いので。
けれど「半袖は夏に着るもの!」と思っていた頭の固い女には「そうか!オールシーズン着れるものだったんだ!!」と目からうろこ状態にはさせてくれました。
「服が無い!」ではなくいかにアクセサリー、帽子、タイツ、靴によってこれだけ変化を持たせることができるのかと。
ただ、彼女の場合は寄付でアクセとかまかなえたのに対して一般人にこれだけの点数を求めるのはちと無理がある。
けれど日本の画一的なファッションばかりしている若い子にこんなに自由に服で表現できるんだよ、と教えてあげたい。
皮肉なことに「学校が無い」インドで育ったからこそシーナに柔軟性があり、
学校があるからこそ没個性に育ってしまう日本人の子供たちともいえるのだが…
条件は新しいものを買い足さずにすでにある私物と寄付されたもので構成する。
そしてそれをブログで公開し寄付を募りインドに学校の建てる!と言う壮大なプロジェクト。
このプロジェクトの終了後、寄付されたものはやはりチャリティーとして買い取ってもらったか。
シンプルで後ろがボタンのドレス故、日によって前後ろ逆にしたりドレスを他の服の上に羽織ったり、ドレスの下に別の服を着たり…と様々なアイディアで365日を乗り切っている。
その思考の柔軟さぶりに脱帽!
まあ、掲載されているファッションは日本でなら「××服飾学院に行ってます!」とか
「某芸大に通ってます!」的でとても40代には真似できませんが。笑
日本でならコスプレに近いので。
けれど「半袖は夏に着るもの!」と思っていた頭の固い女には「そうか!オールシーズン着れるものだったんだ!!」と目からうろこ状態にはさせてくれました。
「服が無い!」ではなくいかにアクセサリー、帽子、タイツ、靴によってこれだけ変化を持たせることができるのかと。
ただ、彼女の場合は寄付でアクセとかまかなえたのに対して一般人にこれだけの点数を求めるのはちと無理がある。
けれど日本の画一的なファッションばかりしている若い子にこんなに自由に服で表現できるんだよ、と教えてあげたい。
皮肉なことに「学校が無い」インドで育ったからこそシーナに柔軟性があり、
学校があるからこそ没個性に育ってしまう日本人の子供たちともいえるのだが…
祭りのゆくえ―都市祝祭新論 松平誠著
2014年10月4日 読書
次男の「YOSAKOIソーラン」(「よさこい」じゃなくてあくまでも「YOSAKOI」と表記するらしい)
に感化されて「じゃ、一体YOSAKOIソーラン」って何?ということで借りてみた。
以外と図書館にそれ関連の本が無いことに愕然…
5つ「マツリ」(なぜかカタカナ表示)を取り上げている。
1、東京の阿波オドリ
2、伝播するネブタ
3、模倣を拒む博多山笠
4、日立風流物とエイサー
5、進化するYOSAKOIソーラン祭り
P158
と、表現されるほどの祭りだったんですか!!!!!
すみません、全然知らなかったです。彼がサークルに入るまで。
(本書は2008年発行)
以下の文章は以前みいちゃんが詳しく説明してくれた通りだったので
「え!道民ってYOSAKOIソーランについて、皆一通りの説明ができるほど知っているの!?」って感じで…
ただ、ニュースで「雪マツリ」は知っていてもこちらを知らなかった背景はこれかと。
P174以下
地元の人がTVでしか見れない祭りって…汗
閉じられた空間の祭りってやっぱり「祭り」本来の意味をなさないのでは?
そういった意味ではみいちゃんが問題定義していた「本来の目的とのかい離」というのはまさにどんぴしゃで、この京大卒の学者さんと同じことを考えているあなたって素敵!
(というか、道民の民意ですか?このマツリに対しての)
だから、やっぱり他府県の人間にとっては行って見て感動ができる「参加型」の雪まつりの方が知名度があるんだと思います。
創設者の書いた『YOSAKOIソーラン祭り__街づくりNPOの経営学』
坪井善明・長谷川岳著 が図書館に無いのが超残念!
に感化されて「じゃ、一体YOSAKOIソーラン」って何?ということで借りてみた。
以外と図書館にそれ関連の本が無いことに愕然…
5つ「マツリ」(なぜかカタカナ表示)を取り上げている。
1、東京の阿波オドリ
2、伝播するネブタ
3、模倣を拒む博多山笠
4、日立風流物とエイサー
5、進化するYOSAKOIソーラン祭り
P158
最近の十数年間、日本で最も注目されている都市マツリといえば、
北海道は札幌の六月に、200万からの人々を引き寄せて、一躍冬の雪マツリに匹敵する札幌の顔になった「YOSAKOIソーラン祭り」を挙げても、あまり文句は出ないだろう。
と、表現されるほどの祭りだったんですか!!!!!
すみません、全然知らなかったです。彼がサークルに入るまで。
(本書は2008年発行)
以下の文章は以前みいちゃんが詳しく説明してくれた通りだったので
「え!道民ってYOSAKOIソーランについて、皆一通りの説明ができるほど知っているの!?」って感じで…
ただ、ニュースで「雪マツリ」は知っていてもこちらを知らなかった背景はこれかと。
P174以下
「YOSAKOIソーラン祭」りを札幌大通公園で行われる本選中心に眺めると、ここに初期に見られた自由さや解放感がいくぶん損なわれているように感じられる。
予選を勝ち抜いて、札幌大通り公園の本選にたどり着くのは、一般チームにとって、
夢のような話になっている。
(中略)
本選ファイナルは、行儀よく観覧席に並ぶ数千人にだけ解放されている。
高額なチケットを買い損ねた大多数は、札幌にいながらテレビでしか見ることができない最近の状況を見ると、倍々で進展したこのマツリも、さすがにそろそろ限界点に達したらしいと思える。
地元の人がTVでしか見れない祭りって…汗
閉じられた空間の祭りってやっぱり「祭り」本来の意味をなさないのでは?
そういった意味ではみいちゃんが問題定義していた「本来の目的とのかい離」というのはまさにどんぴしゃで、この京大卒の学者さんと同じことを考えているあなたって素敵!
(というか、道民の民意ですか?このマツリに対しての)
だから、やっぱり他府県の人間にとっては行って見て感動ができる「参加型」の雪まつりの方が知名度があるんだと思います。
創設者の書いた『YOSAKOIソーラン祭り__街づくりNPOの経営学』
坪井善明・長谷川岳著 が図書館に無いのが超残念!
桜ほうさら 宮部みゆき著
2014年10月3日 読書
表紙のイラストのほのぼのさに騙されてはいけません。本作もかなり人間の心の闇と言うか結構えぐいです。(発行順としては『ソロモンの偽証』の後に相当)
その行為が一人の無実の男の命を左右することであっても平気でやってしまう男、
実の父を殺す息子、兄が実の弟を殺そうとする…
本当に自分の心のままに行った行為なのか、他人にいいように操られてやった行為なのか。一度自分の心に巣食った闇に囚われたらもう逃げることはできず、後は堕ちていくだけ。
この人の時代小説はどこか「救い」があって「ほのぼの」が売りだった気がするのですが、『ソロモン』とか現代もので闇ばっかり扱ってきたせいなのかこれも時代物にしたら「暗いなあ…」と言う感想。
しかも、なかなか話が進みださなくて第一話なんて退屈、退屈…
何回も寝てしまいましたとも。
へたすりゃ、これも「無駄に長い」と言う評価になりそうなところを、だんだんと筆が乗ってきたのか後半は一気読み。
体半分あざがある女性と「幽霊」さんの恋愛ムードが若干「救い」になっていますが。
まあ、時代物の姿を取っているけど、現実の世界では娘が祖母と実母を殺したり、
高校生が友人を殺害したり、そしていわゆる「いい大人」が意味不明に少女を惨殺したりと(もしかしてやっぱりそそのかされたのかもしれないが…)形は違っても似たことをしていることには変わりない。
人の心の弱さと言うものと、その一方で人を信じるという強さと。
本作では「字」と言うものに重きを置いている。
P339
「サカキバラ」の文字が一目で「子供の文字」とわかるように、ぜひ某少女惨殺被疑者にも字を書いてもらってこやつの心が一体どんなものか見てみたいもんです。
ちなみの私は超悪筆でその時、その時によって字体が変わり、筆記用具によっても字が変わります。そんな一定しない不安定な文字でも「筆跡鑑定」できるのか知りたいところ。
まあ、「心が安定していない」ってことは鑑定しないでもわかりますが。
p430
その行為が一人の無実の男の命を左右することであっても平気でやってしまう男、
実の父を殺す息子、兄が実の弟を殺そうとする…
本当に自分の心のままに行った行為なのか、他人にいいように操られてやった行為なのか。一度自分の心に巣食った闇に囚われたらもう逃げることはできず、後は堕ちていくだけ。
この人の時代小説はどこか「救い」があって「ほのぼの」が売りだった気がするのですが、『ソロモン』とか現代もので闇ばっかり扱ってきたせいなのかこれも時代物にしたら「暗いなあ…」と言う感想。
しかも、なかなか話が進みださなくて第一話なんて退屈、退屈…
何回も寝てしまいましたとも。
へたすりゃ、これも「無駄に長い」と言う評価になりそうなところを、だんだんと筆が乗ってきたのか後半は一気読み。
体半分あざがある女性と「幽霊」さんの恋愛ムードが若干「救い」になっていますが。
まあ、時代物の姿を取っているけど、現実の世界では娘が祖母と実母を殺したり、
高校生が友人を殺害したり、そしていわゆる「いい大人」が意味不明に少女を惨殺したりと(もしかしてやっぱりそそのかされたのかもしれないが…)形は違っても似たことをしていることには変わりない。
人の心の弱さと言うものと、その一方で人を信じるという強さと。
本作では「字」と言うものに重きを置いている。
P339
「文は人なりと、いいます。
私はその「文」は、文章の事ばかりをさしているのではないと思うのです。
その人が綴る文字にも、人柄や心模様が表れる。文字も人なり、です。
「サカキバラ」の文字が一目で「子供の文字」とわかるように、ぜひ某少女惨殺被疑者にも字を書いてもらってこやつの心が一体どんなものか見てみたいもんです。
ちなみの私は超悪筆でその時、その時によって字体が変わり、筆記用具によっても字が変わります。そんな一定しない不安定な文字でも「筆跡鑑定」できるのか知りたいところ。
まあ、「心が安定していない」ってことは鑑定しないでもわかりますが。
p430
人は目でものを見る。だが、見たものをとどめるのは心だ。
人が生きるということは、目で見たものを心に留めてゆくことの積み重ねであり、
心もそれによって育っていく。
心が、ものを見ることに長けていく。
目はものを見るだけだが、心は見たものを解釈する。
その解釈が、時には目で見るものと食い違うことだって出てくるのだ。
なぜここを片づけるだけで9割の人がお金持になれるのか―金運が上がる人、下がる人
2014年10月1日 読書
よっぽど文章が下手なのか、余計なことを書きすぎているのか読んでも読んでもちっとも内容が頭に入ってこない(特に前半)最悪な一冊!笑
なんだろこれ?今までこんなに書いてあることがわからないというか日本語として頭の中で変換できないのも珍しいかも…
しかも、これを読むためには自分の四柱推命をしかるべきサイトで調べないといけないという真に手間のかかる、なにこれ?って感じの本。
読むだけ時間の無駄だから、これ読むぐらいだったら巷に転がっている「断捨離」なり「お掃除本」なり「風水」の本を読んでいる方が手っ取り早い。
完全な題名詐欺だよな~これ。
因みにこの人に言わせると「そうじ」と「片付け」は違うんだって。
で、別々に本を書いているらしいけどそれって売るための姑息な手段 、ねえ…
自分が要らないからって服や食器を人様にあげるってのも…
服は人にあげてはいけない、とネットに書いてあったし食器は箱が無いと中古屋でも引き取ってくれない。書いてあることがちょっとズレてませんか?と思わなくもない。
ま、要らないものを買わない!これが徹底してたら小金は貯まりますな。
なんだろこれ?今までこんなに書いてあることがわからないというか日本語として頭の中で変換できないのも珍しいかも…
しかも、これを読むためには自分の四柱推命をしかるべきサイトで調べないといけないという真に手間のかかる、なにこれ?って感じの本。
読むだけ時間の無駄だから、これ読むぐらいだったら巷に転がっている「断捨離」なり「お掃除本」なり「風水」の本を読んでいる方が手っ取り早い。
完全な題名詐欺だよな~これ。
因みにこの人に言わせると「そうじ」と「片付け」は違うんだって。
で、別々に本を書いているらしいけどそれって
自分が要らないからって服や食器を人様にあげるってのも…
服は人にあげてはいけない、とネットに書いてあったし食器は箱が無いと中古屋でも引き取ってくれない。書いてあることがちょっとズレてませんか?と思わなくもない。
ま、要らないものを買わない!これが徹底してたら小金は貯まりますな。
珈琲店タレーランの事件簿 3 ~心を乱すブレンドは 岡崎琢磨著
2014年9月30日 読書
相変わらず性格が悪いヒロイン。笑
こんな性格の女が入れるコーヒーが本当においしいのか飲んでみたいところ。
さて、本作どう考えたってコナンの『14番目の標的』のパクリかと。
ネタバレになるからどこがパクリなのかは伏せるけど
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%8D%E6%8E%A2%E5%81%B5%E3%82%B3%E3%83%8A%E3%83%B3_14%E7%95%AA%E7%9B%AE%E3%81%AE%E6%A8%99%E7%9A%84
読書をするって読んで楽しい、感動して、参考になってと言うレベルから
単に時間つぶしと言うレベルがあるにしても、読んで時間の無駄だった、
読めば読むほどストレスが溜まるレベルもあるということを今回の本で改めて
感じさせられるほどの出来だった。
つまらない、その一言に尽きる。
こんな性格の女が入れるコーヒーが本当においしいのか飲んでみたいところ。
さて、本作どう考えたってコナンの『14番目の標的』のパクリかと。
ネタバレになるからどこがパクリなのかは伏せるけど
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%8D%E6%8E%A2%E5%81%B5%E3%82%B3%E3%83%8A%E3%83%B3_14%E7%95%AA%E7%9B%AE%E3%81%AE%E6%A8%99%E7%9A%84
読書をするって読んで楽しい、感動して、参考になってと言うレベルから
単に時間つぶしと言うレベルがあるにしても、読んで時間の無駄だった、
読めば読むほどストレスが溜まるレベルもあるということを今回の本で改めて
感じさせられるほどの出来だった。
つまらない、その一言に尽きる。
小遣いは削るな!―お金が自然と貯まる家計立て直し術 藤川太著
2014年9月28日 読書
題名の由来は「教育費がかかるから」とか「ローンが苦しいから」とまず削る項目に「お父さんの小遣い」が筆頭に上がりがちだけれどそれを削ったら部下にも奢れないからコミュニケーションを取れなくなったり、削られた「がっかり感」が仕事に対するモチベーションの低下につながり、はては給料にまで影響するかもしれないからするな、と言うことらしい。
全体的に言えるのは「教育」と「家」にかける比重を見直すことが大きい。
収入に対して見栄を張って高すぎるその2つの内「どちらかを選ぶ」と言うことが最終的にはお金の余裕に繋がるのに「どちらも選べない」と言う意思軟弱なタイプが「お金がない~~」とほざきやがるのは当然のことだと思って読んだ。
身の程をわきまえない物件に手を出してる人。その挙句に「貧乏自慢」してるし。
本書でも触れられているP124
私が向かいのババアが嫌いなのは一応「高級住宅地」を言われている当地において
平気で「物乞い」をするからだと思う。
「お前がここに住む、資格は無いんじゃ!」と言ってやりたい。マジで。
でなけりゃ、人の家をのぞき見するようなことばっかりすんな!小さくなっていろ!って
真剣に思う。ここはお前が前に住んでいた田舎と違うんじゃ!と。
土地に知名度がある限りそこに住む「プライド」と言う名の「見栄」が必要。
その覚悟も無いのに「どこでもいい」とばかりの感覚で住まれちゃたまらない。
そのばかばかしい「見栄」を持続するための経済力となんらかの努力も必要。
それらもせずにボロを着て、ごみ屋敷よろしく雑草ボウボウで平気な人たちと同じ一角に住むのって本当に苦痛!
で、この手の家計の見直し本は 30代までに読んでおかないと、効果なし 。
40代に入って読んでも該当する部分はすでに終わっている。
なので役に立たない。
今からするとしたら、先日参加した「節約セミナー」で言われた「収入と総支出を電卓で洗い出して、その無駄っぷりを嫌と言うほど味わって危機感を持て 」と言うことを実践するくらいじゃないかな。
現実を知る。
そして意識改革。
文末に
全体的に言えるのは「教育」と「家」にかける比重を見直すことが大きい。
収入に対して見栄を張って高すぎるその2つの内「どちらかを選ぶ」と言うことが最終的にはお金の余裕に繋がるのに「どちらも選べない」と言う意思軟弱なタイプが「お金がない~~」とほざきやがるのは当然のことだと思って読んだ。
身の程をわきまえない物件に手を出してる人。その挙句に「貧乏自慢」してるし。
本書でも触れられているP124
物件選びの中で、環境について一つ注意するとすれば、
自分の所得に見合った地域を選ぶことを考えていただきたい。
治安や子供の学校の事も考えて高級住宅地を狙いたがる人も多いが、
他の住民とあまり所得格差があると、後あとつらい思いをすることになるだろう。
なぜならご近所付き合い一つにしても「高級」のレベルに合わせなければならなくなるからだ。
私が向かいのババアが嫌いなのは一応「高級住宅地」を言われている当地において
平気で「物乞い」をするからだと思う。
「お前がここに住む、資格は無いんじゃ!」と言ってやりたい。マジで。
でなけりゃ、人の家をのぞき見するようなことばっかりすんな!小さくなっていろ!って
真剣に思う。ここはお前が前に住んでいた田舎と違うんじゃ!と。
土地に知名度がある限りそこに住む「プライド」と言う名の「見栄」が必要。
その覚悟も無いのに「どこでもいい」とばかりの感覚で住まれちゃたまらない。
そのばかばかしい「見栄」を持続するための経済力となんらかの努力も必要。
それらもせずにボロを着て、ごみ屋敷よろしく雑草ボウボウで平気な人たちと同じ一角に住むのって本当に苦痛!
で、この手の家計の見直し本は 30代までに読んでおかないと、効果なし 。
40代に入って読んでも該当する部分はすでに終わっている。
なので役に立たない。
今からするとしたら、先日参加した「節約セミナー」で言われた「収入と総支出を電卓で洗い出して、その無駄っぷりを嫌と言うほど味わって危機感を持て 」と言うことを実践するくらいじゃないかな。
現実を知る。
そして意識改革。
文末に
つまり、お金との付き合い方は「意思」の力で変わるということだ。
これからの人生と、家族の幸せを守るためにも、自らの意思で欲をコントロールし、
今すぐ、お金に対する意識を変えていただきたい。
ロード&ゴー 日明恩著
2014年9月27日 読書
著者名、日明恩=たちもり めぐみ と読みます。
私、この人がどうしてもっと知名度が上がらないのか不思議だと思うぐらい
良い本を書いてます。ええ、珍しく「ファン」です。
この人の書く「消防&警察」ものは本当にリアル描写で素晴らしい!
というか、酒の場で現役消防士&警察官が話してくれる「現場での出来事」のまんまなんで。
作者の身近にこれらの人々がいるのか、それとも念入りな取材の結果なのか知りたいところ。そもそも、海堂尊のように自身がその職場にいてその現場の声を文字にすればそれはダイレクトに偽りなきストレートな意見になりますが、今回の場合のようにその職業についていないにもかかわらず、リアルな意見を反映させるのって本当に難しいと思うから。
例えば『ジウ』のように冒頭はえらく警察組織についてうっとうしいぐらい説明していたから
「これは骨太の警察物か!」と期待したら、何のことないどんどんラノベ化して最後は自爆状態になったのはもうほんと、「時間の無駄だった…」としか言いようがなく。
読者に説明している割に饒舌になりすぎたってことは多々ある。
この人の場合それがなく、うまく作中で消化している。
さて本作。
救急車が爆弾を持った男にハイジャック(適切ではない語ですが)されます。
爆弾を持った男自身も「家族」を人質に取られている状態で。
犯人の要求通り、止まらずに指定された場所にひたすら救急車を走らせる…と言った内容。
電車に爆弾と言えば「コナン」とか「シティーハンター」にもありますが、救急車は初めてでは?
ただの、犯人とのやり取りだけでなく救急車内における「会話」に面白さというか
「現実」が反映されていて(というか、現実に聞いたことのある話)「うん、うん」と。
ベースに「妊婦搬送」におけるむつかしさや「病院選定までの時間のロス」など
時事問題にも触れてます。
正直、このまんま原作をいじらずにストレートにフ×テレビが映像化してもおかしくないと思うのですが。特にラストの風景を頭に浮かべるだけで「かっこえええ~~~」になるはず。ここで下手にいじって、客員動員を狙って下手な「恋愛もの」を加味すると崩壊するの必至ですけどね。それでも調子に乗ってするだろうな、フ×。
『海猿』系といいましょうか、『踊る』系でもいいけど。
P49
P153
P156
P231
ぜひ、読んでください!お奨めの作家さんです!
私、この人がどうしてもっと知名度が上がらないのか不思議だと思うぐらい
良い本を書いてます。ええ、珍しく「ファン」です。
この人の書く「消防&警察」ものは本当にリアル描写で素晴らしい!
というか、酒の場で現役消防士&警察官が話してくれる「現場での出来事」のまんまなんで。
作者の身近にこれらの人々がいるのか、それとも念入りな取材の結果なのか知りたいところ。そもそも、海堂尊のように自身がその職場にいてその現場の声を文字にすればそれはダイレクトに偽りなきストレートな意見になりますが、今回の場合のようにその職業についていないにもかかわらず、リアルな意見を反映させるのって本当に難しいと思うから。
例えば『ジウ』のように冒頭はえらく警察組織についてうっとうしいぐらい説明していたから
「これは骨太の警察物か!」と期待したら、何のことないどんどんラノベ化して最後は自爆状態になったのはもうほんと、「時間の無駄だった…」としか言いようがなく。
読者に説明している割に饒舌になりすぎたってことは多々ある。
この人の場合それがなく、うまく作中で消化している。
さて本作。
救急車が爆弾を持った男にハイジャック(適切ではない語ですが)されます。
爆弾を持った男自身も「家族」を人質に取られている状態で。
犯人の要求通り、止まらずに指定された場所にひたすら救急車を走らせる…と言った内容。
電車に爆弾と言えば「コナン」とか「シティーハンター」にもありますが、救急車は初めてでは?
ただの、犯人とのやり取りだけでなく救急車内における「会話」に面白さというか
「現実」が反映されていて(というか、現実に聞いたことのある話)「うん、うん」と。
ベースに「妊婦搬送」におけるむつかしさや「病院選定までの時間のロス」など
時事問題にも触れてます。
正直、このまんま原作をいじらずにストレートにフ×テレビが映像化してもおかしくないと思うのですが。特にラストの風景を頭に浮かべるだけで「かっこえええ~~~」になるはず。ここで下手にいじって、客員動員を狙って下手な「恋愛もの」を加味すると崩壊するの必至ですけどね。それでも調子に乗ってするだろうな、フ×。
『海猿』系といいましょうか、『踊る』系でもいいけど。
P49
センターの最重要課題は通報者の確保だ。傷病者の状態を知っている通報者からどれだけ情報を引き出すか、それが傷病者の命を救う第一歩にして最大の事なのだ。だから通報者には必ず「改めてご連絡を差し上げるかもしれないですが、
よろしいですか?」と訊ねる。
だが、公的機関から連絡されるのを煩わしく思い、断ったり通話を切ったりする人もいる。
そのような、通報しておいて連絡を絶ってしまう通報者の事を「呼び逃げ」と救急隊員たちは呼んでいる。
P153
「知らないせいなのか、救急車を呼ぶ話じゃねえだろって通報も多いぜ。
どんな通報だろうと、呼ばれれば救急隊は行く。
結果として、絆創膏を貼りゃいいだけだろうと、タクシー替わりに呼ばれただけでもな。
そういう、出場のために、本当に命が危ない通報に応えられないことだってあるかもしれねえ。
P156
「出場回数が多い救急隊が、車も隊員の数も少ないのはなぜだって訊いているんだ」
「それは」答えかけて筒井が詰まる。
「そりゃー、名のごとく、消防庁で消防署だからだろうな」あっさりと生田が返した。
「どういうことだ?」
「消防署はあるけど、救急署はねえだろ。
消防って組織は消防ありきで、救急は後付で出来たからな。
P231
私は救急救命士の資格を持っています。だから気道の確保や点滴など医療行為を行うことはできます。
でもそれは、医師の指示の下で、心肺停止や呼吸停止、心停止の傷病者のみに限られています。」説明しているうちに、森の目に涙があふれる。
「資格を持っていても、傷病者がどれだけ状態が悪くて危険な状態だとしても、
何もできないんです。それが今の法律です」
ぜひ、読んでください!お奨めの作家さんです!
やってはいけない開運術 今すぐやめるだけで運気が上がる! マギー著
2014年9月27日 読書
まあまあ大体今まで読んだ風水本に書いてあることが多かったのでセーフかしら。私。
けど、書いてある内容に対して「どうしてそれをしてはいけないのか」もう少し突っ込んで解説してほしかった部分もある。
子供が出ていって二人暮らしになると、食品もそんなに買わなくていいんだよね~
そのため、その都度買に行った方が鮮度もいいし、腐らないし。
というか、どんどん余っていくんですよ。
しかも冷蔵庫が10年越えし始めているのでいつ止まっても(特に夏場!)いいように
更に「買いだめしない」に拍車がかかっていて、先日英語で「何が入っているか言ってみて」とクイズがあって「ビール…」としか答えれなかったあたり…滝汗
他の一人暮らしの方も「キムチ」とか本当は冷蔵庫にある物をたくさん言えたらポイントアップ!っていう内容だったのに…
でもやっぱりまだ子供が小さい人は「××&××」とたくさんおっしゃってました。
スコスコの方が何があって何が無いのか一目瞭然なので便利なんですけどねえ…
けど、書いてある内容に対して「どうしてそれをしてはいけないのか」もう少し突っ込んで解説してほしかった部分もある。
整頓しすぎて冷蔵庫の中が空っぽ
冷蔵庫は本来物を貯蔵するためのもので、冷蔵庫の「蔵」はすなわち金庫を表す為
空っぽでは金運アップは望めません。
逆にパンパンに入れすぎるのも、守銭奴の象徴になるためNG。
常に適量で満たしておくことが運気上昇に繋がります。
子供が出ていって二人暮らしになると、食品もそんなに買わなくていいんだよね~
そのため、その都度買に行った方が鮮度もいいし、腐らないし。
というか、どんどん余っていくんですよ。
しかも冷蔵庫が10年越えし始めているのでいつ止まっても(特に夏場!)いいように
更に「買いだめしない」に拍車がかかっていて、先日英語で「何が入っているか言ってみて」とクイズがあって「ビール…」としか答えれなかったあたり…滝汗
他の一人暮らしの方も「キムチ」とか本当は冷蔵庫にある物をたくさん言えたらポイントアップ!っていう内容だったのに…
でもやっぱりまだ子供が小さい人は「××&××」とたくさんおっしゃってました。
スコスコの方が何があって何が無いのか一目瞭然なので便利なんですけどねえ…
ブレイブ・ストーリー (4)運命の塔 宮部みゆき著
2014年9月24日 読書
読み終えました。まあ、子供向けに出版されたのでバッドエンドにはならないだろうなあ…とは思ってある意味安心して読みました。
けれどゴーレムとか読んでいて『なうシカ』とか後忘れた(昨日読んだから)けど他の作品に似ているなあ…と思ったのも事実。
一般的なRPGってこんな展開はお約束なんだろうし。(友達は必ず作って集団行動。
ミツルのように単独では成功しない)
ところで読み終わった後アニメの方を動画で見た。
なるほど、最初に「こんなに暗い話だっけ?」と違和感を感じたのはこっちのアニメと原作では全く雰囲気が違う=子供向け になっているからか。
お父さんが出て行った理由も原作は女作ってしかも妊娠しているし、ビジョンの中でワタルは父もこの愛人も殺したことになっているのでそれがトラウマというか心に傷、陰のようなものをもたらしているのに対してアニメは「もう父でいるのも夫でいるのも嫌になったんだ!」とその年でいきなり「自分探し」を始めちゃうただの情けない中年男だし。笑
ワタルがビジョンに行く理由や運命を変えたい理由にしたらえらく軽い、なと。
それだったらミツルの願いの方がよっぽど女神様に「救われても」いいんじゃないのかなとすら思う。
だからアニメのエンディングは「救い」の形になっていて一安心。
アニメはワタルの心の変化を尺の関係で追いきれず軽い仕上がりだけれどエンディングが良かったのに対して、原作はどこまでも心の内面を向きあわせる重たい仕上がりになっているけれどそれでもこの「冒険」を通じて得たものは大きい深みのある内容になっているのは間違いない。
というわけで、映画も原作も両方たして割ったらいい作品になるのになあ…
けれどゴーレムとか読んでいて『なうシカ』とか後忘れた(昨日読んだから)けど他の作品に似ているなあ…と思ったのも事実。
一般的なRPGってこんな展開はお約束なんだろうし。(友達は必ず作って集団行動。
ミツルのように単独では成功しない)
ところで読み終わった後アニメの方を動画で見た。
なるほど、最初に「こんなに暗い話だっけ?」と違和感を感じたのはこっちのアニメと原作では全く雰囲気が違う=子供向け になっているからか。
お父さんが出て行った理由も原作は女作ってしかも妊娠しているし、ビジョンの中でワタルは父もこの愛人も殺したことになっているのでそれがトラウマというか心に傷、陰のようなものをもたらしているのに対してアニメは「もう父でいるのも夫でいるのも嫌になったんだ!」とその年でいきなり「自分探し」を始めちゃうただの情けない中年男だし。笑
ワタルがビジョンに行く理由や運命を変えたい理由にしたらえらく軽い、なと。
それだったらミツルの願いの方がよっぽど女神様に「救われても」いいんじゃないのかなとすら思う。
だからアニメのエンディングは「救い」の形になっていて一安心。
アニメはワタルの心の変化を尺の関係で追いきれず軽い仕上がりだけれどエンディングが良かったのに対して、原作はどこまでも心の内面を向きあわせる重たい仕上がりになっているけれどそれでもこの「冒険」を通じて得たものは大きい深みのある内容になっているのは間違いない。
というわけで、映画も原作も両方たして割ったらいい作品になるのになあ…
ブレイブ・ストーリー (3)再会 宮部みゆき著
2014年9月23日 読書
前2作、かなり前に読んだせいか内容を全く覚えていない。
というか、こんなに暗い冒険ものだったっけ???
2006年に「スニーカー文庫」として出版されたものを「つばさ文庫」に変えての出版。
明らかに子供をターゲットにしている割にむつかしいというか暗い。
善と悪。
宮部のライフワークというか根源に「悪」の方が書きやすいのだろうか?
これらの作品を経て『英雄の書』とかに繋がっていくんだろうなあ…と想像がつく。
自分のゲーム好きが高じて、自分でもそれっぽい冒険ものを書いてみよう!から
どんどんやっぱり「人間の心の弱さ」を書く方が楽!って感じでどんどん傾向が偏っていく。
うん。偏っているんですねこの作家。
悪い方に。
初期の作品も善悪があったにせよ、まだ明るい善が前に出てきていたから救われたのにそれがどんどん救いようのない悪の方ばかりに力を入れた作品ばかり書くようになって読んでいてもすっきりしないというか読後感が悪くなる。
「悪を描きたかったんだから、嫌な気持ちになるのは当然の結果。それを狙いました」と
言われたら何も言えませんが。
ここまで「悪」が根底にある作品ばかりにスポットを当てるってことはご自身に何か嫌なことでもあったんですか?って感じ。
小学生が読むにしたら難しいと感じるのは自分が子供の心を持っていないから子供の葛藤に寄り添えないだけなのかもしれないけど。
「ワタル」がどう判断し、何を手に入れるのか。
4巻に期待!
ただ、最近の傾向のようにラストがイマイチ…と言う展開だけは頼むからやめてね。
というか、こんなに暗い冒険ものだったっけ???
2006年に「スニーカー文庫」として出版されたものを「つばさ文庫」に変えての出版。
明らかに子供をターゲットにしている割にむつかしいというか暗い。
善と悪。
宮部のライフワークというか根源に「悪」の方が書きやすいのだろうか?
これらの作品を経て『英雄の書』とかに繋がっていくんだろうなあ…と想像がつく。
自分のゲーム好きが高じて、自分でもそれっぽい冒険ものを書いてみよう!から
どんどんやっぱり「人間の心の弱さ」を書く方が楽!って感じでどんどん傾向が偏っていく。
うん。偏っているんですねこの作家。
悪い方に。
初期の作品も善悪があったにせよ、まだ明るい善が前に出てきていたから救われたのにそれがどんどん救いようのない悪の方ばかりに力を入れた作品ばかり書くようになって読んでいてもすっきりしないというか読後感が悪くなる。
「悪を描きたかったんだから、嫌な気持ちになるのは当然の結果。それを狙いました」と
言われたら何も言えませんが。
ここまで「悪」が根底にある作品ばかりにスポットを当てるってことはご自身に何か嫌なことでもあったんですか?って感じ。
小学生が読むにしたら難しいと感じるのは自分が子供の心を持っていないから子供の葛藤に寄り添えないだけなのかもしれないけど。
「ワタル」がどう判断し、何を手に入れるのか。
4巻に期待!
ただ、最近の傾向のようにラストがイマイチ…と言う展開だけは頼むからやめてね。
ここはボツコニアン 3 二軍三国志 宮部みゆき著
2014年9月22日 読書
全然、ちっとも、全く面白くない! 笑
ゲームをしたことがある(『真・三国無双』『さいれんとひる』など)、
三国志が好き、映画『レッドくりふ』のこのどれかに「かすった」ことのある人なら
楽しめるかもしれないけど、それのどれにも該当しない人=私 みたいな人には
ちっともさっぱりネタとかオチとかツボがわからないので不満と言うか消化不良を起こしまくるので時間とお金の無駄!になること請け合い。
空箱って何?
警察署が大変なことになる有名なゲームって何?
ってな感じ。
と言うわけで作者の思いっきり趣味だけで構成された一冊。
掲載が2012年8月号から2013年6月号ってことからして、先日読んだ『ソロモンの偽証』の煩わしさから一気に解放されて自分だけが楽しんで書きまくった作品なんだろうなあ…
完全な趣味本、同人誌。
ゲームをしたことがある(『真・三国無双』『さいれんとひる』など)、
三国志が好き、映画『レッドくりふ』のこのどれかに「かすった」ことのある人なら
楽しめるかもしれないけど、それのどれにも該当しない人=私 みたいな人には
ちっともさっぱりネタとかオチとかツボがわからないので不満と言うか消化不良を起こしまくるので時間とお金の無駄!になること請け合い。
空箱って何?
警察署が大変なことになる有名なゲームって何?
ってな感じ。
と言うわけで作者の思いっきり趣味だけで構成された一冊。
掲載が2012年8月号から2013年6月号ってことからして、先日読んだ『ソロモンの偽証』の煩わしさから一気に解放されて自分だけが楽しんで書きまくった作品なんだろうなあ…
完全な趣味本、同人誌。
レイカ 警視庁刑事部捜査零課 樹のえる著
2014年9月19日 読書
一生懸命、一生懸命いかに「小説」と呼ばれるものを書いて世に出そう、真面目な硬い文章を書いて認めてもらいたい!と、努力しているような苦労が見られる文章。
例えて言うなら「敬語」を使い慣れていない、喋り慣れていない子が必死でしゃべろうと苦労している感じ。なので全体的にカクカクした舌触りの悪い文章に仕上がっている。
佐久間課長は水谷某の「右京さん」のイメージとダブる。
例えて言うなら「敬語」を使い慣れていない、喋り慣れていない子が必死でしゃべろうと苦労している感じ。なので全体的にカクカクした舌触りの悪い文章に仕上がっている。
佐久間課長は水谷某の「右京さん」のイメージとダブる。
夫のカノジョ 垣谷美雨著
2014年9月16日 読書
確か打ち切りになったドラマだよなあ…と思いつつ「どんだけひどい内容なんだ?」と興味深々で借りてみた。
ふつーにいいじゃないですか!面白いじゃないですか!
これだけ原作に基本プロットがしっかりしていたらあとは肉を付け足すだけで十分見ごたえのあるドラマになるじゃないですか。
例えば会社のシーン、PTAのシーンなど現実味のあるエピソードをてんこ盛りにしたらあっという間に主婦の共感の得られる面白いドラマになるはず。
これってよっぽど脚本家が下手だったのか、役者がドヘタだったのか…
しいて言えば「誤解」を生みそうな「タイトル」が引っ掛かるかも。
「不倫」ものと期待してみたら明るいコメディーだったという残念さで受けなかったのか?
でも、原作の筋で行けば引き込まれるはずなのに。
ここは思い切って単純に「チェンジ! If あなたなら…」ぐらいにしておけばよかったのでは?
まあ、赤いドレスのおばあさんの存在がイマイチ、ファンタジーゆえにそこをもっとリアリティのある位置付けにしてくれたらよかったんだけど。
その疑問を吹き飛ばすぐらい内容はだ~~~~~っと走っているので「まあ、いいか…それぐらい」と大目に見れるんですけどね。
P39
P49
P95
これらのセリフに共感しない主婦がいないだろうか?
なぜ打ち切りになったのか理解できないほどと言うかそんなドラマの原作と言われるのが気の毒なほど面白い一冊。
ふつーにいいじゃないですか!面白いじゃないですか!
これだけ原作に基本プロットがしっかりしていたらあとは肉を付け足すだけで十分見ごたえのあるドラマになるじゃないですか。
例えば会社のシーン、PTAのシーンなど現実味のあるエピソードをてんこ盛りにしたらあっという間に主婦の共感の得られる面白いドラマになるはず。
これって
しいて言えば「誤解」を生みそうな「タイトル」が引っ掛かるかも。
「不倫」ものと期待してみたら明るいコメディーだったという残念さで受けなかったのか?
でも、原作の筋で行けば引き込まれるはずなのに。
ここは思い切って単純に「チェンジ! If あなたなら…」ぐらいにしておけばよかったのでは?
まあ、赤いドレスのおばあさんの存在がイマイチ、ファンタジーゆえにそこをもっとリアリティのある位置付けにしてくれたらよかったんだけど。
その疑問を吹き飛ばすぐらい内容はだ~~~~~っと走っているので「まあ、いいか…それぐらい」と大目に見れるんですけどね。
P39
菱子、あなたは甘い。離婚してもいいのはキャリアウーマンか、そうじゃなければ温かく迎えてくれるリッチな実家がある場合か、それも一生食べていけるくらいの慰謝料をもらえる場合だよ。
そのどれでもない女は、結婚て形態をなんとしてでも続けていくべきなんだよ。
食べさせてもらえるだけでも、本当はありがたいことなんだから 。
P49
夫が風呂に入っている間に夫の携帯電話から「ホシミ」と登録されている電話番号を見つけた。心臓がドキドキした。夫の携帯を無断で見るのは初めてだった。
罪悪感を抱く一方で、妻にこんな惨めなことをさせる夫を憎いと思った。
P95
「てめえが家中さがしまわればいいだろ。母親に聞けば何でもかんでも
魔法みたいに出てくると思ったら大間違いなんだよ。このクソ野郎が!」
これらのセリフに共感しない主婦がいないだろうか?
なぜ打ち切りになったのか理解できないほどと言うかそんなドラマの原作と言われるのが気の毒なほど面白い一冊。
さみしさの周波数 乙一著
2014年9月16日 読書
ラノベ界では「文章が上手」との評価がある作家さん。
お噂はかねがね…のノリで借りてみた。
この短編集の雰囲気が持ち味なのか、たまたまなのか。
どこか「懐かしい文章」だなあ…と。
特に『フィルムの中の少女』。読者=話し相手みたいな語り口。
どの作家さんのイメージとダブるんだろう?
そっちの方が気になったりして。
ある一定の条件を満たす人にはたまらない雰囲気と内容。※1
お噂はかねがね…のノリで借りてみた。
この短編集の雰囲気が持ち味なのか、たまたまなのか。
どこか「懐かしい文章」だなあ…と。
特に『フィルムの中の少女』。読者=話し相手みたいな語り口。
どの作家さんのイメージとダブるんだろう?
そっちの方が気になったりして。
ある一定の条件を満たす人にはたまらない雰囲気と内容。※1
よろず占い処 陰陽屋は混線中 天野頌子著
2014年9月15日 読書
えっと…どんな話だったけ?
昨日読んだけど今日のブログネタのために「一晩寝かした」らすっかり…
そうそう恋愛モードに一歩前進があるかないかとバーテンダーに頼まれた「人探し」にも進展がありそうなところで終了!
日常の学校生活をだらだら まったりと描写しており、核となる話が無いまま 穏やかで癒されるほのぼのとしたシリーズ。
正直、適当に書いた話が意外や意外「当たって」急きょ話を膨らましている…そんな気がする。
そもそも私が初めてこのシリーズを読んだのはこっちの表紙
http://www.amazon.co.jp/%E9%99%B0%E9%99%BD%E5%B1%8B%E3%81%B8%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%93%E3%81%9D-%E5%A4%A9%E9%87%8E-%E9%A0%8C%E5%AD%90/dp/4591099172
だったし、図書館も児童書扱いではなく一般書の棚に置いてあった。
これを読んだときは「この後二人はどうなる?」と興味津々だったのに
児童書扱いになった途端「ゆる~い」なんというか全く雰囲気が変わって子供仕様になった気がする。
子供向けの話なので「悪い人」は一人も出てこない、それは先日読んだ宮部の『ソロモンの偽証』と偉く差があるなあ…と。同じ中高生を扱っているのに。
話に「毒、悪」があるのと全くなくそこにあるのは「善と癒し」があるだけとは本来なら
後者の方がいいんだろうけどやっぱり物足りない。
今時の子は「ストレスが無いからコーヒーを飲まない」と昨日ネットの記事を読んだ。
(コンビニカフェでポイントカードから年齢性別を読み取って消費者傾向を分析するそうだ。怖いよ、ポイントカード…)
で、10代女子は「ココア」をチョイス。40~女性は「ブレンドコーヒー」をチョイス。
20代だと「アイスカフェラテ」とか「アイス」をチョイスするらしい。
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1311/12/news013.html
ストレスがないからコーヒー飲まない…
なら一日4~5杯飲んでる自分って…滝汗
寒くなったからブルックすの7種類ぐらい入ったのを買って、配送ダンボールに全部ぶちまけて毎回「ま~~ぜてま~~~ぜて」と三角くじを引く要領で目をつぶって
「今日のこ~ひ~~は君に決めた!!!!」と選んでいる私って…
そういえばうちの長男、コーヒー飲まないなあ…
周囲とうまくやるすべを身に着けすぎちゃって正直「一体何を考えいてるのかわからない」不思議な人間になってしまっているけど…
長男ならこのシリーズを読んでも「おもしろい~~」となるんだろうなあ…
昨日読んだけど今日のブログネタのために「一晩寝かした」らすっかり…
そうそう恋愛モードに一歩前進があるかないかとバーテンダーに頼まれた「人探し」にも進展がありそうなところで終了!
日常の学校生活を
正直、適当に書いた話が意外や意外「当たって」急きょ話を膨らましている…そんな気がする。
そもそも私が初めてこのシリーズを読んだのはこっちの表紙
http://www.amazon.co.jp/%E9%99%B0%E9%99%BD%E5%B1%8B%E3%81%B8%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%93%E3%81%9D-%E5%A4%A9%E9%87%8E-%E9%A0%8C%E5%AD%90/dp/4591099172
だったし、図書館も児童書扱いではなく一般書の棚に置いてあった。
これを読んだときは「この後二人はどうなる?」と興味津々だったのに
児童書扱いになった途端「ゆる~い」なんというか全く雰囲気が変わって子供仕様になった気がする。
子供向けの話なので「悪い人」は一人も出てこない、それは先日読んだ宮部の『ソロモンの偽証』と偉く差があるなあ…と。同じ中高生を扱っているのに。
話に「毒、悪」があるのと全くなくそこにあるのは「善と癒し」があるだけとは本来なら
後者の方がいいんだろうけどやっぱり物足りない。
今時の子は「ストレスが無いからコーヒーを飲まない」と昨日ネットの記事を読んだ。
(コンビニカフェでポイントカードから年齢性別を読み取って消費者傾向を分析するそうだ。怖いよ、ポイントカード…)
で、10代女子は「ココア」をチョイス。40~女性は「ブレンドコーヒー」をチョイス。
20代だと「アイスカフェラテ」とか「アイス」をチョイスするらしい。
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1311/12/news013.html
ストレスがないからコーヒー飲まない…
なら一日4~5杯飲んでる自分って…滝汗
寒くなったからブルックすの7種類ぐらい入ったのを買って、配送ダンボールに全部ぶちまけて毎回「ま~~ぜてま~~~ぜて」と三角くじを引く要領で目をつぶって
「今日のこ~ひ~~は君に決めた!!!!」と選んでいる私って…
そういえばうちの長男、コーヒー飲まないなあ…
周囲とうまくやるすべを身に着けすぎちゃって正直「一体何を考えいてるのかわからない」不思議な人間になってしまっているけど…
長男ならこのシリーズを読んでも「おもしろい~~」となるんだろうなあ…
よろず占い処 陰陽屋あらしの予感 天野頌子著
2014年9月14日 読書
ああ、また本を閉じた瞬間内容が思い出せない…
そ~言えば飼い犬の「ジロ」が行方不明になったけ。うちにも毛皮の息子で「ジロ」と言うのが居たのでそれは覚えているな。
あと、ちょっと本編にミステリアスな風味を添えている伏線としてバーテンダーの葛城が依頼した女性と葛城自身が「化け狐」の線が浮上。
ところでこのシリーズ、読者対象年齢はいかほど?
小中学生だよね?
高校生でこのシリーズを「楽しみ」にしているような人はいないよね、うん、絶対に。
主人公、一応「高校一年生」になったけど正体は「化け狐」ゆえにかなり幼い 。というか、読んでいていつもイメージするのが「小学6年生か、中学生になったばかり」の男の子。
どこまでも読んで行っても絶対に「親が読ませたくない内容」にはならないので安心だけれど、一定の年齢が読むと 退屈極まりない。
時間つぶしにはめちゃくちゃいいんだけどね。
こうやって思うと自分が中学高校の時に読んでいた「コバルト文庫」って高レベルだったんだな~と。
故氷室冴子さん、新井素子、久美沙織、そして唯川恵さん藤本ひとみさんなど。
あの頃のコバルトを捨てずに置いておいてそして『ビブリア』みたいに本当にその本の価値を知っている古本屋さんに引き取ってもらえていたら…
とはいうものの、初期のコバルトって結構「読者の手記」しかも「性」についてのが多くて
よく本屋で立ち読みしたな~笑
だって、カウンターに持っていけないじゃないですか。
男性のビニボンを買う心理と一緒で。(違)
今じゃどんな「やばい」本でもネットで買えちゃうけど。
でも、あの買う時のドキドキ感も合わせてあのビニボンの内容も「より満足感」が得られる効果となっていたのでは?
まあ、今となっては証明できませんですけどね。
って、いったい何の話だ?
まあ、違う話の内容になってしまうほど感想が無かったってことで…
そ~言えば飼い犬の「ジロ」が行方不明になったけ。うちにも毛皮の息子で「ジロ」と言うのが居たのでそれは覚えているな。
あと、ちょっと本編にミステリアスな風味を添えている伏線としてバーテンダーの葛城が依頼した女性と葛城自身が「化け狐」の線が浮上。
ところでこのシリーズ、読者対象年齢はいかほど?
小中学生だよね?
高校生でこのシリーズを「楽しみ」にしているような人はいないよね、うん、絶対に。
主人公、一応「高校一年生」になったけど正体は「化け狐」ゆえにかなり幼い 。というか、読んでいていつもイメージするのが「小学6年生か、中学生になったばかり」の男の子。
どこまでも読んで行っても絶対に「親が読ませたくない内容」にはならないので安心だけれど、一定の年齢が読むと 退屈極まりない。
時間つぶしにはめちゃくちゃいいんだけどね。
こうやって思うと自分が中学高校の時に読んでいた「コバルト文庫」って高レベルだったんだな~と。
故氷室冴子さん、新井素子、久美沙織、そして唯川恵さん藤本ひとみさんなど。
あの頃のコバルトを捨てずに置いておいてそして『ビブリア』みたいに本当にその本の価値を知っている古本屋さんに引き取ってもらえていたら…
とはいうものの、初期のコバルトって結構「読者の手記」しかも「性」についてのが多くて
よく本屋で立ち読みしたな~笑
だって、カウンターに持っていけないじゃないですか。
男性のビニボンを買う心理と一緒で。(違)
今じゃどんな「やばい」本でもネットで買えちゃうけど。
でも、あの買う時のドキドキ感も合わせてあのビニボンの内容も「より満足感」が得られる効果となっていたのでは?
まあ、今となっては証明できませんですけどね。
って、いったい何の話だ?
まあ、違う話の内容になってしまうほど感想が無かったってことで…
よろず占い処 陰陽屋アルバイト募集 天野頌子著
2014年9月13日 読書
読んでいる時はストレスも無くスラスラと読め、それなりに時間つぶしにはなる。
が、読み終わって本を閉じた瞬間内容が一切思い出せない。
ちなみに今時私学以外で高校でも土曜日に授業がある んですかね?
ミスですか?
それとも時代は公立高校も土曜授業復活ですか?2012年発行の本ですが。
が、読み終わって本を閉じた瞬間内容が一切思い出せない。
ちなみに今時私学以外で高校でも土曜日に授業がある んですかね?
ミスですか?
それとも時代は公立高校も土曜授業復活ですか?2012年発行の本ですが。
ソロモンの偽証 第III部 法廷 宮部みゆき著
2014年9月11日 読書
2009年9月号から2011年11月号に掲載され、2012年に書籍化された。
さて、Ⅲ部を読んでまず思ったのは「Ⅱ部、要らないんじゃないの?もっと簡潔にまとめれたんじゃないの?3冊もぶっとい物に 実力があればせずに済んだのでは?」である。
もしこれを宮部みゆきと言う名前を伏せて雑誌投稿したら編集者はきっとこう思うだろう。
「文章は上手い。けれどあまりにも長すぎる。もっと簡潔にまとめた方が良い。
そしてあまりにも今時の中学生とはかけ離れている。そして何より1991年と言う年代設定にする意味はなかったのではないのか」と。
『火車』『理由』のあの頃の宮部であればもっともっといいものが書けたと思う。
文末の謝辞に
とあるのだが、この文章から感じたことは
編集長が担当編集者に向かって
「いいか、絶対に宮部先生にゲームや映画に逃避させるな。
内容は二の次。なんせ一ページは書いてもらえ。いや、一行でも構わん。
宮部みゆき名義で掲載したらあとはどうにでもなる。
なんせ、本人が書いたらそれでOKだ!
いいか、絶対に逃亡させるな。なだめすかして書いてもらえ!!!」
そんな風なやり取りが感じられるんですけど…
ここで重要なのは「宮部みゆき」名義で書かれたこと。
先生様がお書きになったものであれば、一冊二千円近くても絶対に売れるから。
どんな駄作でも、一定のレベルに全く達していなくても
出版したもん勝ち!
いや~も~思い切って「原作 宮部みゆき」としてドラマでも映画でも適当にプロットだけ考えたフリだけして、後は才能ある、エンターティンメント性バッチリの脚本家の方々にお任せしたらいかがですか?
原作者としての収入だって10年もかかって駄作書くよりいいんじゃないですか?
これ以上、小説家としての評判を落とすより。
辛口だけど。
さて、10年もかかって中学生を主人公にして一体何がしたかったのか?
一体、この本を「誰に」読ませたかったのか?
本当の 中学生はこんなぶっとい本、読まない。
飽きちゃう。無理。
だって、現実味があまりにもなさ過ぎて、共感できないから。
学校を非難すること、自殺に対して思うこと、元々書きたいことがあったのかもしれないが、10年と言う月日が「事実は小説よりも奇なり」を証明しちゃって、自殺問題に対する
学校の隠ぺい体質も「当たり前」として受け取られている昨今。
どこにも目新しさ、新鮮さがない
p118
死亡した少年の父親が息子が生前こう語っていたと証言する。
P275
死亡した少年と少し交流のあった美術教師の証言
P681
死亡した少年の兄の感想
Ⅰ部とⅢ部をうまく融合できたらもっともっと中身の濃いい代表作ができたかもしれないのに。ご愁傷様。
さて、Ⅲ部を読んでまず思ったのは「Ⅱ部、要らないんじゃないの?もっと簡潔にまとめれたんじゃないの?3冊もぶっとい物に
もしこれを宮部みゆきと言う名前を伏せて雑誌投稿したら編集者はきっとこう思うだろう。
「文章は上手い。けれどあまりにも長すぎる。もっと簡潔にまとめた方が良い。
そしてあまりにも今時の中学生とはかけ離れている。そして何より1991年と言う年代設定にする意味はなかったのではないのか」と。
『火車』『理由』のあの頃の宮部であればもっともっといいものが書けたと思う。
文末の謝辞に
多くの担当編集者の助力と助言が必要不可欠でした。
とあるのだが、この文章から感じたことは
編集長が担当編集者に向かって
「いいか、絶対に宮部先生にゲームや映画に逃避させるな。
内容は二の次。なんせ一ページは書いてもらえ。いや、一行でも構わん。
宮部みゆき名義で掲載したらあとはどうにでもなる。
なんせ、本人が書いたらそれでOKだ!
いいか、絶対に逃亡させるな。なだめすかして書いてもらえ!!!」
そんな風なやり取りが感じられるんですけど…
ここで重要なのは「宮部みゆき」名義で書かれたこと。
先生様がお書きになったものであれば、一冊二千円近くても絶対に売れるから。
出版したもん勝ち!
いや~も~思い切って「原作 宮部みゆき」としてドラマでも映画でも適当にプロットだけ考えたフリだけして、後は才能ある、エンターティンメント性バッチリの脚本家の方々にお任せしたらいかがですか?
原作者としての収入だって10年もかかって駄作書くよりいいんじゃないですか?
これ以上、小説家としての評判を落とすより。
辛口だけど。
さて、10年もかかって中学生を主人公にして一体何がしたかったのか?
一体、この本を「誰に」読ませたかったのか?
本当の 中学生はこんなぶっとい本、読まない。
飽きちゃう。無理。
だって、現実味があまりにもなさ過ぎて、共感できないから。
学校を非難すること、自殺に対して思うこと、元々書きたいことがあったのかもしれないが、10年と言う月日が「事実は小説よりも奇なり」を証明しちゃって、自殺問題に対する
学校の隠ぺい体質も「当たり前」として受け取られている昨今。
どこにも目新しさ、新鮮さがない
p118
先生方が頼りないとも申しました。優しい先生はただ人が良いだけで無能だ。一方で教育者としての自覚も才能も無く、自己顕示欲や他人に対する支配欲を満足させる為だけに教職に就いた様な人もいる。暴力志向の強い先生もいる。
学校内では生徒は弱者で、先生は圧倒的な権力者だけれども、その権力を正しく理解して、正しく使おうとしていない。自分の気分で生徒を振り回すような先生に、どうして従わなければならないのかわからない
死亡した少年の父親が息子が生前こう語っていたと証言する。
P275
「彼はそういうことを、この学校、現代社会と教育体制の中で、ずっと考えていたのでしょう。教師からは管理教育と言う一つの物差しで測られ、選別され、生徒同士の間では容姿や身体的能力や人付き合いの上手下手でまた選り分けられ、排除されたり攻撃されたりする。そこには確かに「悪」がありますが、誰もそれを「悪」と名指ししない。誰もあえて「なぜそんなことをするのか」と反問しない。
そのことに柏木君は、いわば愛想が尽きたのです。」
死亡した少年と少し交流のあった美術教師の証言
P681
十四歳はそんなもんじゃないのか。みんな自意識過剰で、まわりとゴリゴリぶつかって、不安定な心は優越感とコンプレックスのカクテルで、傷ついたり傷つけたり、何年かそういう時期を過ごして、満身創痍になって抜け出していくんだ。
僕もそうだった。
死亡した少年の兄の感想
Ⅰ部とⅢ部をうまく融合できたらもっともっと中身の濃いい代表作ができたかもしれないのに。ご愁傷様。
ソロモンの偽証 第II部 決意 宮部みゆき著
2014年9月8日 読書
なげ~よ!!けど、次の予約者が鈴なりゆえ延滞できないのでひたすら読む。
本作2006年8月号から2009年8月号掲載作品が2012年9月発行されたもの。
Ⅰ部とは違い冒頭に
と表示してくれている。
しかし、しかしである。
読んでいて 違和感大! の箇所がありすぎ!
どう考えても「それ1991年じゃなくて2006年以降の考え方、風俗でしょ!」と。
因みに1991年とは46歳の私が23歳だった時の事。
まだ生まれていない読者なら問題ないというか「知らないよ、そんな時代」で済むのだろうけど一応その年代を据えたのならその時の風俗を忠実に再現してほしい。
P461
1991年はまだ「日射病」と言っておりました。「熱中症」と言うのは
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1465888209
個人的につい最近言われだした言葉だと。
更にP472
中学生が「日傘」!それこそありえね~なわけで。
京都の大学に行っていた友人が日傘を持っていたから「あれ?」と不審な声を出したら
「あのね!京都の夏に日傘は必需品なの!!!もう、人の目なんて気にしてられ無いの!!」と言われた記憶がある。それぐらい当時は「おばちゃんの持つもの」的な認識だった「日傘」。だからいくら母親のものとはいえ中学生が日傘をさすことは超不自然。
譲って「帽子」。
大体、当時の大学生は夏でもパンスト+パンプスと言う服装だった。
今時のだらしない、下着や裸に近いようなバカ丸出しのクソ女
慎み深い服装をしていたもんで。肌なんか見せるような服装もしてなかった。
P503
当時、そんなにコンビニの件数なかったと思うし、あっても「不良」が行くとことであって
「普通」の中学生が気楽に足を踏み入れる場所ではなかったと思うんだけどなあ…
P568 一番強烈に違和感大!の箇所
電電公社が民営化したのが1985年。当時黒電話。
そこから徐々に他メーカーがカラフルな電話を作り出したわけで。
1991年にそれに切り替えだした家が何軒ある?
ファックスが付いている電話って1992年に結婚した当時5万円ぐらいしたよ。
今の1万程度の誰でもホイホイ買えるような値段じゃなく。
それが
今時どこにでもある物 のわけないじゃん!怒
何この穴だらけの時代考証。
Ⅲ部でいきなり「夢落ち」「パラレルワールド」とか言うなよ!!!!怒
更にこれ映画化するらしく
http://www.solomon-movie.jp/
「大人になった涼子」が存在するだけに「回想」から入るんだろうな、と。
ぶっとい原作3冊を2部作にするってことは観客を飽きさせない為にもエンターテインメントに徹するとしたら今回のⅡ部みたいにいちいちくそ丁寧にアリバイ探しなんて描写していられないだろう。
としたら、それ、原作の段階でできなったんだろうか?ダイジェスト版として筋を追いかけ
るとしたらこのⅡ部なんてカットする部分だらけだと思う。
このⅡ部が「伏線」としてⅢ部に生きていくのなら問題ない。
けれど、ただのページ稼ぎ=印税稼ぎとしての位置付けだとしたらマジ怒るで!
もっと、もっと凝縮した内容にできなかったのかな?
長すぎて中だるみするのよね。
というわけで、次回やっと裁判することに。
なんかな~判事役の井上康夫。おめーぜってー中三じゃねえよ~~~~
P.s
そもそも「登校拒否」なんて言う「なめた」ことする中学生が当時一体何人いた?
みんなつらい思いをしながらもいやいや、しぶしぶ学校に通っていたのでは?
親が理解あって「家にいてもいいよ」なんて言う?
そこからしてもうなんか1991年とは思えない。
http://web.office.hyogo-u.ac.jp/nanacs/situation.html
本作2006年8月号から2009年8月号掲載作品が2012年9月発行されたもの。
Ⅰ部とは違い冒頭に
1991年 7月20日
と表示してくれている。
しかし、しかしである。
読んでいて 違和感大! の箇所がありすぎ!
どう考えても「それ1991年じゃなくて2006年以降の考え方、風俗でしょ!」と。
因みに1991年とは46歳の私が23歳だった時の事。
まだ生まれていない読者なら問題ないというか「知らないよ、そんな時代」で済むのだろうけど一応その年代を据えたのならその時の風俗を忠実に再現してほしい。
P461
「急にふらっとしたのよ。熱中症かな?」
1991年はまだ「日射病」と言っておりました。「熱中症」と言うのは
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1465888209
個人的につい最近言われだした言葉だと。
更にP472
「うん」母から借りてきた日傘を傾けて…
中学生が「日傘」!それこそありえね~なわけで。
京都の大学に行っていた友人が日傘を持っていたから「あれ?」と不審な声を出したら
「あのね!京都の夏に日傘は必需品なの!!!もう、人の目なんて気にしてられ無いの!!」と言われた記憶がある。それぐらい当時は「おばちゃんの持つもの」的な認識だった「日傘」。だからいくら母親のものとはいえ中学生が日傘をさすことは超不自然。
譲って「帽子」。
大体、当時の大学生は夏でもパンスト+パンプスと言う服装だった。
慎み深い服装をしていたもんで。肌なんか見せるような服装もしてなかった。
P503
コンビニストアの防犯ビデオである
当時、そんなにコンビニの件数なかったと思うし、あっても「不良」が行くとことであって
「普通」の中学生が気楽に足を踏み入れる場所ではなかったと思うんだけどなあ…
P568 一番強烈に違和感大!の箇所
「確かにうちの電話はほら…多機能電話っていうのかな。
今時はどこにでもある物だけれど、ファックスも留守番電話も付いている。
子機が一台、卓也の部屋にあるよ
電電公社が民営化したのが1985年。当時黒電話。
そこから徐々に他メーカーがカラフルな電話を作り出したわけで。
1991年にそれに切り替えだした家が何軒ある?
ファックスが付いている電話って1992年に結婚した当時5万円ぐらいしたよ。
今の1万程度の誰でもホイホイ買えるような値段じゃなく。
それが
今時どこにでもある物 のわけないじゃん!怒
何この穴だらけの時代考証。
Ⅲ部でいきなり「夢落ち」「パラレルワールド」とか言うなよ!!!!怒
更にこれ映画化するらしく
http://www.solomon-movie.jp/
「大人になった涼子」が存在するだけに「回想」から入るんだろうな、と。
ぶっとい原作3冊を2部作にするってことは観客を飽きさせない為にもエンターテインメントに徹するとしたら今回のⅡ部みたいにいちいちくそ丁寧にアリバイ探しなんて描写していられないだろう。
としたら、それ、原作の段階でできなったんだろうか?ダイジェスト版として筋を追いかけ
るとしたらこのⅡ部なんてカットする部分だらけだと思う。
このⅡ部が「伏線」としてⅢ部に生きていくのなら問題ない。
けれど、ただのページ稼ぎ=印税稼ぎとしての位置付けだとしたらマジ怒るで!
もっと、もっと凝縮した内容にできなかったのかな?
長すぎて中だるみするのよね。
というわけで、次回やっと裁判することに。
なんかな~判事役の井上康夫。おめーぜってー中三じゃねえよ~~~~
P.s
そもそも「登校拒否」なんて言う「なめた」ことする中学生が当時一体何人いた?
みんなつらい思いをしながらもいやいや、しぶしぶ学校に通っていたのでは?
親が理解あって「家にいてもいいよ」なんて言う?
そこからしてもうなんか1991年とは思えない。
http://web.office.hyogo-u.ac.jp/nanacs/situation.html
ソロモンの偽証 第I部 事件 宮部みゆき著
2014年9月7日 読書
久しぶりの宮部。しかもぶっといのが3冊!
さて、第一部。正直「だるいな~展開、遅!」って感じで途中放棄が頭によぎるほど。
やっぱり宮部も年取ったな~あの『火車』とかの勢いはもう期待できないのかな?と。
で、騙し騙し(?)読んでいくうちにだんだん人がポンポコ事故か自殺かわからないうちに死んでいく急展開に引き込まれていく。
そもそも本書登場人物に「善人」はいない模様。しいて言えば中学生の主要人物の父親が警察官なので当てはまらないように別枠ですが(この人までが女作ったり汚職に絡んでいたり…なんて設定にしたら収集つかないもんね~)、優等生の娘ですら第一の「事件」の
登校拒否していた男子生徒の「死」に対しても冷淡。
でも、ものすご~くわかる。今の今までその存在を「なかったこと」にして接してきたのに
死んだ途端に泣いたり、悲しんだりできる女子生徒の存在って超うざい。
無視してきたのなら最後の最後まで無関心で通せ!そんな気持ちになる。でも、実際は
特に中学生だと「人の目」が気になるからいかにも悲しんだ「振り」を演じなくてはならない。
涙なんて出ないから下を向いてやり過ごすしかない。これって冷たいのではなくある意味「大人」の対処法なんだけど。
むしろ本人は「自分は冷たいんだろうか?」と悩んでいるけどいやいやそれでいいんですよ。そんなもんですよ。ただそれは「大人」になってからわかるんだけど。
担任の先生も若くてきれいなことを鼻にかけている、嫌いな生徒とは接触を断っていると
いかにも今風な性格設定を与えられている。
「ああ、終わった終わった。午後から何をしよう?」そんな風に教師と言う仕事をどこか
機械的にこなしているそんな人物。おかげで隣人に嫌われて嫌がらせをされ退職に追い込まれるという…そんなに嫌われやすい性格ならそれ以前に気が付くというか似たようなことがあってもおかしくないと思うんだけどなあ…ま、いっか。
というわけで、全体に「日常に潜む悪意」でおおわれていますが、これ宮部のライフワーク的なテーマになりつつあるのだろうか?
ドラマ化した(一回も見てないし、原作も読んでないが)「ぺテロの葬列」といい
このシリーズはもともと「日常の悪意=毒」から始まっているし。
そして小学生を主人公にしつつも読後感が超悪かった「英雄の書」にしても
一見「あどけない」と思われている「こども」の「闇」にスポットを当てている。
大人は「子供は無邪気」と思い込みたいけど、もう昔の子供と違ってどんどん陰険、陰湿な化け物に変貌している。大人はそれを認めたくないだけ。見ないようにしているだけ。
だから、子供が不祥事を起こしても「うちの子に限って」とか「学校が悪い」と責任転嫁して子供と向き合うことを拒否する。これは、もう今では「当たり前」のようになってしまっている。
ところで本書、微妙に時間的ずれというか歴史背景にズレを感じてしまうのだが。
と言うのも、もともと「2002年10月号から2006年7月号」雑誌掲載されたものが
2012年8月にめでたく刊行されている。
書いて、10年後に書籍化ですか…汗
まあ、後2冊ぶっといのが控えているから当然か。
で、本書の時系列として最初に死んだ男子生徒の兄が
P126
P147
1972+18(として)=1990年のことを書いていることになる。
確かにバブル前の好景気についても触れているんだけど、どこかバブル後の不景気の親のあり方(忙しくて子供にかまけていられない。特に母親が子供に興味を持たずに放任しまくっている)そんなバブル後に思えてならない。
「シメる」とか親が学校にのりこんでくるとか、それは今現在なら「当たり前、普通の出来事」と言えるんだけどその当時まだ「学校は聖域」「先生は尊敬されて当然」の存在ではなかっただろうか?
少なくとも親が学校に食って掛かるような風潮はうちの学校にはなかったな。
まあ確かに「校内暴力」と言う言葉が生まれ、「ツッパリ」なんかがはやったけど。(80年代)けれどその10年後にもうはやこんな風に「崩壊」が始まっていたのだろうか?
2002年には少なくともこんな風潮になっていたからこそ書いたんだろうけど。
1990年から2000年の間。確かに価値観が変わりつつあったかもしれないけれど
まだ、今現在ほど貧困にあえぎ、責任転嫁をするような親は一部だったはず。
その時代のギャップ感がどうしてもぬぐえずに集中できないのも確か。
1990年に中学2年だった子はもう「道徳観」がないままだったのだろうか?
知らんか~?
1972年+4=1976年生まれ
現在37~8歳の人ってもうこんな常識のない親に育てられているのか?
「おてんとうさんが見ているよ」「人に笑われるよ」的な教育(しつけ)をされずに育っている世代なのか?
今の30代の子育てがむちゃくちゃ(自分さえよければ、と言う考えで行動しまくっている。スーパーでの子供に対する接し方の低レベルさにはあきれ果てる)
なのは当然の結果なんだろうか?
とまあ、ミステリーを読んでいるのではない気分になっている。
さて、中学生が親や学校と言うより「大人」にはこれ以上任せてはおけない!と
立ち上がるところで第一部終了。
さて、第一部。正直「だるいな~展開、遅!」って感じで途中放棄が頭によぎるほど。
やっぱり宮部も年取ったな~あの『火車』とかの勢いはもう期待できないのかな?と。
で、騙し騙し(?)読んでいくうちにだんだん人がポンポコ事故か自殺かわからないうちに死んでいく急展開に引き込まれていく。
そもそも本書登場人物に「善人」はいない模様。しいて言えば中学生の主要人物の父親が警察官なので当てはまらないように別枠ですが(この人までが女作ったり汚職に絡んでいたり…なんて設定にしたら収集つかないもんね~)、優等生の娘ですら第一の「事件」の
登校拒否していた男子生徒の「死」に対しても冷淡。
でも、ものすご~くわかる。今の今までその存在を「なかったこと」にして接してきたのに
死んだ途端に泣いたり、悲しんだりできる女子生徒の存在って超うざい。
無視してきたのなら最後の最後まで無関心で通せ!そんな気持ちになる。でも、実際は
特に中学生だと「人の目」が気になるからいかにも悲しんだ「振り」を演じなくてはならない。
涙なんて出ないから下を向いてやり過ごすしかない。これって冷たいのではなくある意味「大人」の対処法なんだけど。
むしろ本人は「自分は冷たいんだろうか?」と悩んでいるけどいやいやそれでいいんですよ。そんなもんですよ。ただそれは「大人」になってからわかるんだけど。
担任の先生も若くてきれいなことを鼻にかけている、嫌いな生徒とは接触を断っていると
いかにも今風な性格設定を与えられている。
「ああ、終わった終わった。午後から何をしよう?」そんな風に教師と言う仕事をどこか
機械的にこなしているそんな人物。おかげで隣人に嫌われて嫌がらせをされ退職に追い込まれるという…そんなに嫌われやすい性格ならそれ以前に気が付くというか似たようなことがあってもおかしくないと思うんだけどなあ…ま、いっか。
というわけで、全体に「日常に潜む悪意」でおおわれていますが、これ宮部のライフワーク的なテーマになりつつあるのだろうか?
ドラマ化した(一回も見てないし、原作も読んでないが)「ぺテロの葬列」といい
このシリーズはもともと「日常の悪意=毒」から始まっているし。
そして小学生を主人公にしつつも読後感が超悪かった「英雄の書」にしても
一見「あどけない」と思われている「こども」の「闇」にスポットを当てている。
大人は「子供は無邪気」と思い込みたいけど、もう昔の子供と違ってどんどん陰険、陰湿な化け物に変貌している。大人はそれを認めたくないだけ。見ないようにしているだけ。
だから、子供が不祥事を起こしても「うちの子に限って」とか「学校が悪い」と責任転嫁して子供と向き合うことを拒否する。これは、もう今では「当たり前」のようになってしまっている。
ところで本書、微妙に時間的ずれというか歴史背景にズレを感じてしまうのだが。
と言うのも、もともと「2002年10月号から2006年7月号」雑誌掲載されたものが
2012年8月にめでたく刊行されている。
書いて、10年後に書籍化ですか…汗
まあ、後2冊ぶっといのが控えているから当然か。
で、本書の時系列として最初に死んだ男子生徒の兄が
P126
柏木宏之は1972年5月に生まれた。
4歳年下の卓也も同じ病院で生まれた。
P147
端からは、それは高校三年生の青年の仕草ではなく…
1972+18(として)=1990年のことを書いていることになる。
確かにバブル前の好景気についても触れているんだけど、どこかバブル後の不景気の親のあり方(忙しくて子供にかまけていられない。特に母親が子供に興味を持たずに放任しまくっている)そんなバブル後に思えてならない。
「シメる」とか親が学校にのりこんでくるとか、それは今現在なら「当たり前、普通の出来事」と言えるんだけどその当時まだ「学校は聖域」「先生は尊敬されて当然」の存在ではなかっただろうか?
少なくとも親が学校に食って掛かるような風潮はうちの学校にはなかったな。
まあ確かに「校内暴力」と言う言葉が生まれ、「ツッパリ」なんかがはやったけど。(80年代)けれどその10年後にもうはやこんな風に「崩壊」が始まっていたのだろうか?
2002年には少なくともこんな風潮になっていたからこそ書いたんだろうけど。
1990年から2000年の間。確かに価値観が変わりつつあったかもしれないけれど
まだ、今現在ほど貧困にあえぎ、責任転嫁をするような親は一部だったはず。
その時代のギャップ感がどうしてもぬぐえずに集中できないのも確か。
1990年に中学2年だった子はもう「道徳観」がないままだったのだろうか?
たとえ誰にも知られなくても、松子にさえ知られていないとしても、
自分のやったことは自分が知っている。それは自分の中に根を下ろす。
天が知らずとも、地が知らずとも、われはそれを知っている。
昔のいわれを樹里は知らない。
知らんか~?
1972年+4=1976年生まれ
現在37~8歳の人ってもうこんな常識のない親に育てられているのか?
「おてんとうさんが見ているよ」「人に笑われるよ」的な教育(しつけ)をされずに育っている世代なのか?
今の30代の子育てがむちゃくちゃ(自分さえよければ、と言う考えで行動しまくっている。スーパーでの子供に対する接し方の低レベルさにはあきれ果てる)
なのは当然の結果なんだろうか?
とまあ、ミステリーを読んでいるのではない気分になっている。
さて、中学生が親や学校と言うより「大人」にはこれ以上任せてはおけない!と
立ち上がるところで第一部終了。