青切符切られて、1週間。あれ以来乗ってないのよね。
別に「免停」でも「免取」でもないから乗れるんだけどね。
乗らなかったら切符も切られない=お金はらわなくてもいい、と言う考えから。
家から半径2キロは天気さえよかったら歩いて買い物に行っている。
重たくなると歩けないから自然と不必要なもの=お菓子を買わなくなったような…

さて、本書。発行は2003年だけど掲載されている資料が平成7年から10年(1997~)と古い。
今なら高齢者の事故&自転車の事故の件数がぐ~~~~~~んとアップしていると思う。
早く死ねよ、高齢者。
お前らの年金が財政圧迫しているのがわからんのか!
お前らの存在をありがたがるのは、介護業界しかないだろ!


免許を取るときに丸覚えした教則、取ってから改めて読み返すと忘れていたり、
そんな意味があったのか…と。

私が前回書いた「♢」での事故の事も「ダイアモンド事故」として取り上げられていた。
運転者の為に設けられた重要な警告表示なのになぜか関心が薄い。


あと、読んでいてラッキーな個所を見つけた。
「クリーンな期間=無事故・無違反」が2年以上あるとなると、
新たに犯した「軽微違反点(1~3点)」はその違反後の3か月間に
違反や事故が無ければその「軽微違反点」は計算しないという制度もあるのだ。


まあ、点数が0になるといっても免許証はあくまでも青色の5年間のタイプになっちゃうんだけどね。
7月までなるべく乗らないようにして、0点になるようにしなきゃね!
警察関係の本を探していてめったに行かない棚に置いてあったので借りた。

そもそも著者は「探偵」で、「復縁屋」は依頼が多いので別に設立した業務部門の色々なケースから本書を書いた。
で、依頼人はやっぱり男の方が多いとか。笑 
そりゃそうだよなあ~女は一旦嫌いになったらその冷め具合、ちょっとやそっとで「復縁」しようとは思わない。
そこで、探偵さんたちがうま~~~く取り計らって「元サヤ」に収めてくれる。

そもそも別れた理由が建前なゆえ、そこを治すからと言ったところで「そのポイントじゃないんだよな…」と受け入れてくれないのは当然。
「本当の理由」を聞き出せたところからスタート!
復縁させるためにはさりげなく「友達」になって情報を聞き出すという手口、おもしろいなあ…
で、みんなあっさりメルアド教えあうんだ~~~
私は過去の痛い目から「知り合って3か月たたないと教えない」と決めている。
(まあ、異性と知り合うチャンスなんてないから、同性だけど)
「女は裏切る」からね。
下手に必要以上、親しくなったり、初めと印象が変わった人にメルアド教えて嫌な思いするなら初めから教えない。
さて、私みたいなタイプがターゲットになった場合の攻略法を教えてください。笑 


最終章に『あなたにもできる復縁アプローチ術』が掲載されているので必要な人にはありがたい仕様ですが、
それ以前に「考えもなしに自分から別れたり、別れた後で後悔するなら初めから嫌われることをしない」ようにする方が大切かと。
自分の価値観を100%捨てる気で、それこそ生まれ変わった気持ちで相手に接する決意が無い限り無理だと思うな。


料理の本を処分したのに借りてしまった。笑
昔の料理の本はそれこそだしから手作りを説明するからめんどくさく、
雑誌系のお気楽に作れるのは電子レンジの多用か←レンジ無いから困る
市販の調味料(××の元と言った液体調味料のことねわざわざ各種類を買わなくても醤油&酒&みりんがあれば全部使えるのに)を利用した作り方とかを書いてあって役に立たない。
自分の普段の料理方法にあった料理本を見つけるのは正直難しい。

さて、本書。
ドレッシングは手作り奨励なため「…」だけど、他の料理は手軽にできるし、作り方の説明&写真も見やすい方だと思う。
めったに「本日返却された棚」を見ることはないのに、何気にみたらポン!と
置かれてあった三浦さんの本。
「おおおおおおおおお~~~ラッキー!」とばかりに借りた。

超おんぼろアパートの小暮荘を中心に主人公が変わるオムニバス形式。
あっさりとした文体なのでいやらしくないのだがどの話も「性」を扱っている。
一遍好きな話が有ったのだが、これを書く前に返却してしまい題名が不明。
残念。
著者はシンクロのメダリスト。
スポーツマンらしく「脳でイメージ」が体に染みついている模様。
なので、ここで書かれているのは「一食前の食事内容を思い出し=10秒、
今回食べる食事は足りない物やこれをさらに食べたら体内が油脂でドロドロになるなあ…じゃ、違うメニューで…」と考え、想像し、判断するというやり方。
上級編になると、それに加えて「どんなスタイルになりたいか」をイメージ。
そのスタイルになるためには、じゃ、こんな運動=姿勢をし続けたら近づく…
と言った感じ。

イメージトレーニングの延長かな?
どんなものを食べ続けていたらどんな体型になるか?
どんな姿勢を続けていたらどんな体型になってしまうか?
本当に「痩せたい」と思うのなら、少しお高いノートを買って(途中放棄しないように)食事日記を付ける。
日々、積み重ねってことっすね。
はじめて飲んだ梅酒は、チョー×のウメッシ×。
今は缶も350で大きいけど、当時は180ぐらいの小さな缶。
でも、飲みきった時は「大人になったなあ…しみじみ」と感じたのを覚えてます。

あ、画像あった。
http://www.youtube.com/watch?v=uBRWUE8TD1M

そうそう、工藤有貴の「ウメ~~ッシュ!」と本当においしそうに言うのが印象的でした。
私は赤い缶の方が好きでしたねえ~~


で、自分で一度梅酒をつけたことがあるんですが、どうも「コク」というか「深み」というか「まろやかさ」が感じられない出来上がりになり、
それ以上に、
「ホワイトリカー+青梅+氷砂糖」を買って足した合計よりも、紙パックで売っている梅酒の方が安いことに気が付いて…
というわけで、それ以降作ってません。


雑貨の本だけど全体に「和」物が多いなあ…
それもアンティークなやつ。
京都の町そのものがアンティークだから海外のアンティークなものをセレクトしても不思議とマッチするんだろうなあ…
あさのあつこを継続してよむ作家としてピックアップしていたのだけれど、どうも相性が良くないらしく、これ以上読んでも友好な感想を書けそうにもないので
一旦終了。

というわけで、ペラペラめくる系をセレクト。

しかしですね、読んでいて気が付いたのはパンにしろスイーツにしろ京都が元ではなく神戸 がオリジナルなのでは!!!!と。(元神戸人は主張する!!)


事実、本文に「ド×クで修業した」とか「ビ×の店」で修業したとか書いてあるし。そもそも京都は「和菓子」が本家本元でしょうに!!!
で、神戸で開業しても老舗に加えて競争が激しいから店の少ない京都に出店しているだけでは…と。

スイーツはやっぱり神戸でしょ!!!!!!!!←主張、ひっこめず
実験的作品なんだろうか?
6編短編だが、1篇のうち前半がエッセイ、後半小説。
エッセイが平たく言えば小説の「元」になった原石で小説がショーウインドーに並んだジュエリー。

原石と商品。
あまりの落差に驚く
できたら、原石は載せずに商品のみの掲載にしてほしかった。
加工前、加工後を楽しむ余裕のある人にしか勧めれない一冊。

内容量も物足りなさすぎる。

京都風に言えば…

こんなお品で、このお値段。
ええ商売してはりますなあ…
うちは今後、おたくさんとお取引するの差し控えさえてもらいまひょ。

で、会うと口からは「ええ、仕事しはりましたなあ…」



登場人物の設定があまりにも「バッテリ×」に類似に引いた…
2番煎じですか??
視点がコロコロ変わり、その分時間軸が左右するから読みにくかった。
図書館の蔵書検索したらこの一冊だけが「貸し出し中」表示されていなかったので速攻で予約を入れた貴重な一冊。(笑)

題名の軽さとは真逆な内容の重さに一瞬、引く。
引いたものの、今のうちの家にシンクロする部分がありすぎて、「今、ちょうどこの時にこの本に出会えて、よかった!」と言うぐらいドンピシャ!

内容的には大学卒業後就職した会社に3か月しか持たなかった主人公が、フリーターで働いては辞め、働いては辞めをしてお気楽な人生を歩んでいるところにお母さんが重度の鬱、原因が20年来住んでいる家の近所との関係が許容量オーバーになったためという…「見張られているから…」というお母さんの言葉が「わかる!わかるわ!!!!」ってぐらい。
うちも5回に3回は向かいのババアと遭遇するから。
家を引っ越して環境を変えたらお母さんの鬱も軽減される…と言うことから一念発起してまともに仕事を探そうと奔走する姿は、私のいいお手本になりました。

履歴書に対する心がまえ、面接におけるやり取りなどリクルートの参考になる一冊。

もう一度読み直して、自分に足りないところ(と言うより、ダメダメぶりが自分と重なり読んでいて心が痛いのも事実)を見直して、次履歴書を書くときには
「本当にこの仕事をしたいのか」よく自問してから応募しようと思う。
できることなら、主人公が勤める会社のように「尊敬できる上司」と出会いたい。
尊敬できる上司に認められるように心を入れ替えて仕事に向き合わないといつまでもチャンスはめぐってこないんだろうけど。

この時期に出会えてよかったと本当に思った一冊。
この本だけが「借りれる状態」だったってこともやっぱり何かの縁かな?
短編集
テーマをつけるとしたら「男と女」であり、人間になるのかな?
どこか悲しくて、下手すりゃただの「奇妙な話」になりそうなギリギリのラインでとどまり「含みと余韻」を持たせている。
これも一般の棚にあったけど、表紙に堂々と「14歳の世渡り術」と書いてあるシリーズ???

中学生の悩みの一つ「イジメ」。

かといって、解決策のヒントが書いてあるだけで、スカッと爽快!みたいな小説ではなくあくまでもヒント。
なので、ここに書いてあることを実行してもいじめが終わるわけでもどうなるわけでもない(もしかしたら効果はあるのかもしれないが…)
ただ、「一人じゃないよ」というメッセージかな?

親にしたら自分の子がいじめられたり、登校拒否になったり、引きこもったり…
何でうちの子が…ってなるんだよなあ…

一般図書の棚にあったんですが、掲載は進研ゼ×の「中一講座」ということなので、児童書の棚にあるべき本だと思うのですが…分類ミス????

内容もどう考えても大人(中学生の子供の親)が読むより小中学生の方が感想も共感も得やすいと思う。

短編であり、全編読んだところで最終的な結論があるわけでもないタイプ。
さらっとした、時間つぶしの読み物系。
個人的には起承転結のはっきりした小説が好きなので、物足りなさが残る。
読み終わって「で、どうよ?」て感じ。

感性鈍っている人向けじゃないってことで。
自分の青春を例えるとしたらやっぱり「阪急電車」になるなあ…

今後、あのえんじ色の電車に乗ることは多分片手であるかないかだと思う…
遠いなあ…
(甲東園の大学に次男が行ってくれたら少しはチャンスがあるんだけど。笑)

で、西北から宝塚に行く線は「今津線」と言うのですね。てっきり「宝塚線」と言うと思ってました…汗


感想は短編と言うこともあり正直「ラノベ」感覚でどちらかと言えばそんなに小説としてはいい方ではないと思う。
けれど一度でも「宝塚線」に乗った人であれば、この作品に出てくるような場面、出会い、エピソードが現実にあってもおかしくないと思うと思う。
ほんの小さな空間で、短い時間での人とのふれあい…
乗ったことのない人には多分共感できないだろうなあ…

あと、この電車はJ×と違った座席の形をしていることを図なりで示さないと
「向こう側の座席からバッグを投げる」という距離感とかがわからないかと。
関西に住んでいない全国の人にもわかるような親切さがあれば、もう少しわかりやすかったかもしれない。←あ、表紙裏にさりげにイラスト載ってますね。
本を整理していた時に出てきた本。
旦那が購入していた分。

久しぶりに読んだら面白かった。
一瞬「ハレクイ」か?と思わせる展開もありつつハラハラドキドキ。
文字ばっかりの本を読むのがちょっとしんどいな、と思って本を探していた時に見つけたコミックエッセイ。
偶然にも先日感想を書いた本『目に余る英語バカ』で紹介されていた本だった。

作者が色々な英会話教室に行ったルポや自分に合った勉強方法が書かれている。
結果を言えば極論だけど「日本でいくら英会話教室に行っても上達しない」。
それはそんなシステムが横行していて、うまくなったら商売あがったりってこと。
作者も「文法を治してくれなかったらいつまでたっても間違ったまま喋ることになり、上達しない」と。

たとえば「I is a woman」と言ったとする。
それを「is ではなくamですよ」と治してくれてこそ上達するのに、数人の生徒がいる教室で治していたら先に進まない。喋らそうと思えばそこは目をつぶるしかないようである。もしくはて抜き

大人になってから習うのであれば、中高のように教師が一方的に教えるようなやり方ではなくあくまでも「対等」に楽しく学べるような教室がいいな。
暗い雰囲気で間違えることが悪い!みたいな雰囲気でやるのはもっといや。
どんどん喋るために習うのか、文法を治すために習うのか目的をはっきりさせた上で教室を選ばないと「お金出した割には…」を繰り返しそうである。

ラジオ講座を聞く、てのが一番安上がりでいいようであったが、その時間にラジオの前に座るのがちょっと…
テープでもなんでも英語でしゃべっている何かを一日中流し続けて耳を慣らすのもいいかもしれない。
図書館に着いて暑かったので上着を脱いだのが丁度「語学」の棚でして。
いわゆる「ジャケ借り」をいたしました。

しかし、読んですぐに後悔。
前書きに
本書は次のような人のためにある。
英語なんかは本当は必要でもないのに、
①英語が喋れるとただ「かっこいい」からと勉強している人
②10年も学校で英語を勉強したのにちっとも喋れないと無用な悩みを抱えている人。
③英語がペラペラな人がただうらやましい人
④ケッ、たかが英語が喋れるぐらいで得意になりやがってと苦々しく思いながらも、内心実は自分の貧弱な英語力を気にしている人。
⑤「驚異の学習法」って本当に上達するの?と決めかねている人。
⑥「グローバル化の時代」じゃないか、英語の一つぐらい話せなければと思っている人。
⑦なぜ日本人は英語がへたくそなんだろう、と不可解な人
⑧うちの子どもも幼児英語スクールにやったほうがいいのかしら、とお悩みな方。


あなたに足りないのは一にも二にも地道な努力。



2007年の発行ゆえに、「のば」がまだ再生法適用されずに本文で数回取り上げられているのに時代というか時間の流れを感じる。

国立大医学部卒が書いた本を読みなれたためか、本書の文法に適応しきれずに苦戦。句読点がめちゃくちゃな気がする。他人の英語を批判する前に国語も勉強されてはいかが?
日本人の英語熱の根本には、実用である以上に、英語がかっこいいから、という英語コンプレックス、すなわち白人コンプレックスが根強くある、と書いた。

英文でいう「 , , ,     and     .」って感じ。
修飾が長すぎ~~~~

しかも、いかに英語をするだけ無駄かを書き綴った本なのであるが
けれど頑張りきれないままに、学校を出てしまった人、成人になってしまった人、あなたにはもはや英語は不要である。


なんで、勝手に「不要」って決めるつけるかな?
早期教育も「無駄」って決めつけるかな?
大体私が英語に再挑戦しようと思ったのは「海外旅行に行きたいから」である。
北海道に行くより韓国に行く方が安い!と言うことに最近気が付いた。
ので、1年勉強しようと思ったのだが、その旅行費に充てる分が誰かさんの下宿費に消えることになり当面お預け状態になったのだが…恨

小栗佐多里が英会話学校サーフィンをした結果が載っている。
「地道」「やっぱりこれしかないです」「覚悟を決めて何年も努力する」ことを受け入れないと仕方がないと思う。最終的に彼女が選んだのは
NHKの「英語リスニング入門」と「英会話レッツスピーク」。

とりあえず賢明である。
前後30分の予習復習を欠かさなければ、3か月から半年で初歩的な英語が話せるようになるのは、私が保証してよい。


う~~ん。
とりあえず「体験」を一回して、テキストを買って独学した方がいいのかよく考えよっと。

とはいえ、本文全体に「英語なんて無駄、無駄」論に始終していてうんざりしたから、途中で放棄。
時代はユニク×、楽×といった企業が社内は英語、って変革しているのでいつまでもこんな古い考え方をしていたら取り残されると思いますが。
生き残りたければ最低、日本語と英語ができる人間になるべきだと思う。

子どもになぜ英語を勉強するの?と聞かれてこう答えていた。
「友達を作るため」。
今なら「最低限の意思疎通をするため」と言うだろうな。

長文読んで訳すのが英語では無い。
本気でメソッドが知りたかったらこんな1200円のちんけな料金じゃなくて高価なセミナーに参加してくださいね。そしたらもっと具体的な実践方法をおしえちゃうよ、系。

まあ、適当にそれっぽい「さわり」は書いてくれてますが。

考え方を転換していい方に考える、それだけのことですが。
たとえば
会社(学校)に行く→今日も世の中で一番おもしろい場所へ行くぞ
仕事(勉強)をする→今日も徹底的に楽しもう
面倒な仕事→自分の能力をアップするチャンスだ
嫌な上司→反面教師としてもとても役立ってくれるありがたい上司
頑固な先輩→意志が固くて自分の哲学を持っている魅力的な先輩
口の悪い同僚→人の心を意に介さないすごい人
ケチな人→しまり屋で自己管理のできる優秀な人

こうして思考の否定的回路を肯定的回路に切り替える。


後半なんかものすごい「イヤミ」にしか取れないけど、肯定的っていうんですか?(笑)

ところで成功した人間には共通点があり
「とんでもない夢」を持っている
「強い熱意」をあきれるほど長く維持する
「徹底したプラス思考」の持ち主である
「ツキのある人間」が集まってくる


一方、ツキのない人と一緒にいると…
ツキのない人といると、 ツキのない考え方になる
ツキのない人といると、不満だらけの感じ方になる
ツキのない人といると、ツキのない友がたくさんできる
ツキのない人といると、ツキのないことが当たり前になる
ツキのない人といると、ツキのある人間が悪者のように思えてくる
ツキのない人といると、運は一生めぐってこない



ツキのある人と付き合うように心がけましょう。
そして、ツキのない人とは手を切りましょう。
なんだろ?これ??????
近未来ミステリーですか??(「コールドスリープ」を扱うから)

登場人物的には『ナイチンゲールの沈黙』を読んだ人には「懐かしい」と言うより成長記録となり『医学のたまご』を読んだ人には佐々木アツシ君がなぜ「天才少年」になりえたのか理由がわかるのですが。(特に曾根崎教授が息子=薫の助っ人にアツシを指名したのかも)

簡単に言えば一連のバチスタシリーズを読んでいる者にとっては「楽しい」いのかもしれないけど、この本一冊を単体で読むと「…」となる。

それにしても国立大学医学部卒を捕まえて失礼かもしれないがバカ の一つ覚えのように「Ai」を連呼している作家だなあ…と過去に書いたけど今回は
「ロジック」(=論理、筋道)を連呼するなあ…と。

大体、日常生活において「ロジック」が成り立っていることの方が少ないと思うのに、どんだけ普段「ロジック」だけで成立している世界にいる人なんだ?って思う。
この人の本が面白くない と感じる理由は、突き詰めると「冷たい」「突き放した」感があり、人間の機微が描かれていない 表面的なストーリーはあるけれど、深みとか共感が一切得られない構造だからだと思う。
国立大学医学部と比較するのは失礼だが、高卒の宮部みゆきの方が大多数の人間が持っている人間の感情=裏の気持ちも良くも悪くもを適切な表現方法で表に表すからこそ、そこに感動もし余韻も感じられるのではないかと思う。(最近、不調のようだが…)

この作者は忙しいであろう医者の仕事の合間の二束わらじで書いている、という背景があるから読めるのであって、作家を本業にしたらここまで売れるのか?とう疑問すら最近の本では感じられる。

結局、本書では「何が言いたかったのか?」とおバカには理解できない結果であった。バチスタファミリーの登場人物の名前を全て削除したうえで、全く一登場人物に置き換えた時にこの話は一体どこに面白さがあるというのだろう?
下手にバチスタファミリーを絡ませるから、話がぼけた感じがするのだが。

最後のオチは作者的には「どうだ!!」感たっぷりだけど、私は不快。
なぜなら

好きな男、しかも年下に 自分の年老いていく姿を毎日見られる かと思うと…
残酷の何物でもない。
それを「将来、二人が楽しみ…」なんて感想よく書けるなあ…と他の人の感想を読んで思った。

要はこの本もテーマがてんこ盛り過ぎて分散しすぎて言いたいことが見えなくなっているってことですな。

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